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霊鷲山(りょうじゅせん)

古代インドのマガダ国の首都である王舎城の郊外にある山。日蓮大聖人の御在世当時の日本では、王舎城の東北にあると認識されていた。現在のビハール州のほぼ中央に位置する。サンスクリットのグリドゥラクータの訳。直訳すると、「鷲の峰」。音写語は耆闍崛山[ぎしゃくっせん]。法華経の説法が行われたとされる。法華経如来寿量品第16の自我偈の教説に基づいて、久遠釈尊常住する仏国土を意味し、霊山浄土[りょうぜんじょうど]と呼ばれる。霊山ともいう。『大智度論』巻3によると、山頂が鷲[わし]の形に似ていること、または山頂に鷲が多くいるため名づけられたという。