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鳩摩羅琰(くまらえん)

4世紀ごろのインドの人。サンスクリットのクマーラヤーナの音写。鳩摩羅什の父。鳩摩羅炎とも。一国の宰相を輩出する家柄であったが、仏法が失われようとする危機にあって出家し、亀茲国(クチャ)に向かった。「乙御前御消息」(1221㌻)では、その際、昼間、鳩摩羅琰が釈迦仏の像を背負ったところ、夜にはその像が鳩摩羅琰を背負ったとの説話が紹介されている。▷亀茲国/鳩摩羅什