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円頓戒の別受戒(えんどんかいのべつじゅかい)

法華経に基づく天台宗独自の戒のこと。伝教大師最澄が主張した大乗戒壇では、円融円満な(完全な)頓極頓証(速やかに覚りを開く)の法華経の教えに基づき、法華経結経である普賢経によって授戒の儀式を行ったので、円頓戒と呼ばれた。ただし、具体的な戒の項目は梵網戒(十重禁戒四十八軽戒)を用いた。