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毘羅(びら)

サンスクリットのカピマーラの音写。迦毘摩羅[かびまら]ともいう。付法蔵の第12。2世紀ごろ、インド・マガダ国の華氏城(パータリプトラ)の人。初めは外道の師だったが馬鳴(アシュヴァゴーシャ)に論破され、3000人の弟子とともに仏法に帰依した。馬鳴の没後、その付嘱を受けて正法流布に活躍し、南インドでは無我論一百偈をもって外道を論破したという。