リンク表示:

筆受(ひつじゅ)

経典を漢訳する際に訳文を記録する人。伝教大師最澄の『依憑集[えびょうしゅう]』の序文には「近年伝来した真言の人々は、善無畏大日経を翻訳する際、筆受の任に当たった一行禅師が天台宗の相承を受けていたことを無視し(新来の真言家は則ち筆受の相承を泯し)」とある。▷『依憑集』