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蘭室の友(らんしつのとも)

香りの高い蘭(フジバカマ)のある部屋にいると、その香りが体にしみてくるのと同じように、高徳の貴人・善人と共にいるといつのまにか、その徳の感化を受けるという譬え。「立正安国論」(31㌻)では、主人の言葉として、仏法の正邪に迷っていた客が法然源空)の謗法を理解して心を改めたことの譬えとして用いられている。▷麻畝の性