リンク表示:

道善房(どうぜんぼう)

?~1276年。安房国(千葉県南部)清澄寺の住僧。日蓮大聖人出家された時の師。建長5年(1253年)4月に大聖人立宗宣言された時は、念仏者で圧迫を加えてきた地頭東条景信らに屈し、大聖人をお守りすることができなかった。文永元年(1264年)の小松原の法難の直後、西条花房に大聖人を見舞ったが、その時、道善房は大聖人に対して成仏できるかどうかを質問した。それに対して大聖人は、長年の念仏信仰を破折され、正法への帰依を勧められた(889㌻)。その後、道善房は少し信心を起こしたようだが、改宗にまで至らずに一生を終えた。▷清澄寺