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摩訶波闍波提比丘尼(まかはじゃはだいびくに)

摩訶波闍波提はサンスクリットのマハープラジャーパティーの音写。釈尊の母の妹。釈迦族の姓ガウタマの女性形、憍曇称[きょうどんみ](ガウタミー)とも呼ばれる。浄飯王[じょうぼんのう](シュッドーダナ)の妃で釈尊の生母である摩耶[まや](マーヤー)夫人が釈尊の生後7日に亡くなったので、摩訶波闍波提が浄飯王の妃として迎えられ、釈尊を養育した。浄飯王の死後に出家し、仏教史上最初の比丘尼(女性出家者)となり、比丘尼の指導的立場として活躍した。法華経勧持品第13で、一切衆生憙見如来[いっさいしゅじょうきけんにょらい]になると釈尊から保証された(法華経413㌻)。これは女人成仏の手本の一つとされる。