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譬喩品(ひゆほん)

妙法蓮華経の第3章(法華経148㌻)。同品で釈尊は「三車火宅の譬え」を説き、三車(羊車[ようしゃ]・鹿車[ろくしゃ]・牛車[ごしゃ])で譬えられた三乗声聞縁覚・菩薩)の権[ごん]を開いて、一車(大白牛車[だいびゃくごしゃ])で譬えられた一仏乗の実を顕し、仏がこの世に出現した目的は三乗の法を説くことではなく、一仏乗を説くことにあることを示している。▷三車火宅の譬え/付録「法華経の構成」