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三車火宅の譬え(さんしゃかたくのたとえ)

法華経譬喩品第3に説かれる譬え(法華経164㌻以下)。家が火事であることを知らずに、その中で遊んでいる子どもたちを救い出すために、父である長者は、方便として羊車[ようしゃ]・鹿車[ろくしゃ]・牛車[ごしゃ]の三車を示して外に誘い出し、出てきた時にはそれらに勝る大白牛車[だいびゃくごしゃ]を与えた。羊車・鹿車・牛車の三車は声聞縁覚・菩薩の三乗を、大白牛車三乗を統合する一仏乗の教え、すなわち法華経を譬える。▷大白牛車