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『大乗起信論義記』(だいじょうきしんろんぎき)

中国・唐の華厳宗法蔵による『大乗起信論』の注釈書。5巻。法蔵は後半生で、如来蔵思想を重視した。なお、同注釈書には天台大師智顗による止観の法門が引用されており、唐に渡る前に修学中だった伝教大師最澄がこれを読んで天台学の理解を深めていったという。