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三度のかうみょう(さんどのこうみょう)

三度の高名(功績)。「撰時抄」(287㌻)に説かれる。日蓮大聖人が3度の国主諫暁をされた際に難が起きることを予言され、それが後に現実のものとなり、大聖人の正しさが示されたこと。
①文応元年(1260年)7月16日、時の最高権力者・北条時頼「立正安国論」を提出し、自界叛逆・他国侵逼の二難を予言したこと。②文永8年(1271年)9月12日の竜の口の法難において不当に捕縛された際、平左衛門尉頼綱を厳しく諫め、同じく二難を予言したこと。③文永11年(1274年)4月8日、佐渡流罪を赦免されて鎌倉に帰られ、幕府要人から諮問を受けた際に再度、頼綱を諫め、蒙古襲来が近いと予言したこと。▷国主諫暁/北条時頼/「立正安国論」/自界叛逆難/他国侵逼難/二月騒動/蒙古襲来/竜の口の法難/平左衛門尉頼綱