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久遠元初(くおんがんじょ)

ある特定の遠い過去ではなく、宇宙と生命の永遠の根源の次元。久遠元初とは、寿量品に即して表現すれば久遠五百塵点劫の当初の意で、時間的な表現で釈尊久遠成仏の根底を指し示している。しかし本質的には、無始無終の妙法凡夫の信の一念に開覚し、凡夫のままで無作三身を成就する根源的な成仏の時はすべて久遠元初である。