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信力の故に受け念力の故に持つ(しんりきのゆえにうけねんりきのゆえにたもつ)

『法華文句』巻8の文。「四条金吾殿御返事(此経難持御書)」(1136㌻)によれば、四条金吾頼基)は法華経に説かれる現世安穏・後生善処を信じて信仰に励んできたが、大難が雨が降るように次々と起こってきたと日昭に疑問を漏らしたようである。これを聞かれた日蓮大聖人は、四条金吾に本抄を送られ、法華経を受けることは易しく持つことは難しく、成仏は持ち続けることにあることを教えられた上で、この『文句』の文を引かれている。▷受持