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勧持品二十行の偈(かんじほんにじゅうぎょうのげ)

法華経勧持品第13の偈の中にある、漢訳で20行にわたる偈のこと。菩薩たちが釈尊滅後に三類の強敵の大難に耐えて法華経弘通することを誓った文。「諸の無智の人の|悪口罵詈等し|及び刀杖を加うる者有らん」(法華経418㌻)、「悪世の中の比丘は|邪智にして心諂曲に」(同㌻)、「阿練若に|納衣にして空閑に在って|自ら真の道を行ずと謂いて|人間を軽賤する者有らん」(同㌻)などと三類の強敵の様相が示されるとともに、「悪口して嚬蹙し|数数擯出せられ」(法華経420㌻)などの迫害があると説かれている。▷三類の強敵