リンク表示:

四天王(してんのう)

古代インドの世界観で、一つの世界の中心にある須弥山の中腹の四方(四王天)の主とされる4人の神々。帝釈天[たいしゃくてん]に仕える。仏教では仏法の守護神とされた。東方に持国[じこく]天王、南方に増長[ぞうじょう]天王、西方に広目[こうもく]天王、北方に毘沙門[びしゃもん]天王(多聞[たもん]天王)がいる。法華経序品第1ではその眷属の1万の神々とともに連なり、陀羅尼品第26では毘沙門天王持国天王法華経の行者守護を誓っている(法華経73,644,645㌻)。日蓮大聖人が図顕された曼荼羅御本尊の四隅にしたためられている。▷四王天