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国清寺(こくせいじ)
中国・浙江省台州府
天台山仏隴峰[ぶつろうほう]の南麓にある
天台宗の寺。
天台大師智顗の死後、その遺志を受けた晋王楊広[ようこう](隋の煬帝[ようだい])が創建した。
天台大師は38歳の時、
天台山仏隴に入り修行し、後に寺域を定めて殿堂厨宇などの建設を計画したが、実現せずに亡くなった。亡くなる時、晋王楊広に手紙を送り、寺院の建立を頼んだ。王は即座に寺院の建立に着手し、隋の文帝仁寿元年(601年)に完成した。当初、
天台寺と名づけられたが、大業元年(605年)に
国清寺と改められた。
中国天台宗の根本
道場として栄え、代々の
天台座主が住んで多くの弟子を育成した。日本から渡った
伝教大師最澄や
義真などがここで学んだ。▷
天台宗/
天台大師