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婆稚阿修羅王(ばじあしゅらおう)

法華経の説法の場に集っていた阿修羅王の一人。「観心本尊抄」(240㌻)では、法華経十界互具が説かれていることを明かすにあたり、婆稚阿修羅王たちがこの経の一偈一句を聞いて随喜の心を起こすなら阿耨多羅三藐三菩提[あのくたらさんみゃくさんぼだい](仏の覚り)を得ると説かれた法師品第10の文を引かれ、これを修羅界十界がそなわることの証文とされている。▷修羅界