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序分・正宗分・流通分(じょぶんしょうしゅうぶんるつうぶん)

経典の教えを解釈する際に内容を3段階に区分したもの。三分科経という。①序分は、正宗分にいたるまでの導入部分。経典における会座の聴衆の名を挙げたり経典独自の由来、因縁が説かれている。②正宗分は、教えの核心となる部分。③流通分は、正宗分をどのように説き広めていくかなどを示した部分。その経典を受持する功徳を説き、教えを弟子に付嘱し流布を勧めている。▷五重三段