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開会(かいえ)

爾前権教が方便として仮に説かれた教えであると明かし、これを真実の教えである法華経から正しく位置付けて生かすこと。もともと、一乗(唯一の仏の教え)を三乗声聞縁覚・菩薩に対応した教え)に分けて示すのが「開」、三乗一乗に統一するのが「会」であるが、後には「開会」で一つの熟語となり、さまざまなものを、より高い立場から位置づけ、真実の意味を明かすことをいう。