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「開目抄」(かいもくしょう)

日蓮大聖人佐渡流罪の当初に塚原で著され、文永9年(1272年)2月、四条金吾に託して門下一同に送られた書(186㌻)。「立正安国論」「観心本尊抄」と並ぶ主要な著作。五大部の一つ。前半では五重の相対を説いて一念三千の仏種法華経本門寿量品文底にあり、この一念三千の仏種南無妙法蓮華経にそなわっていることが明かされる。後半では、法華経を忍難弘通される日蓮大聖人こそが、法華経に予言された通りに仏法を実践する末法の「法華経の行者」であり、末法衆生を救う主師親の三徳をそなえられた末法の御本仏であることが明かされている。▷主師親/法華経の行者/末法の御本仏/五重の相対