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無智・悪人、邪智・謗法の者(むちあくにんじゃちほうぼうのもの)

日蓮大聖人「開目抄」で、「無智・悪人が国土に充満している時は摂受を優先する。安楽行品に説かれている通りである。邪智・謗法の者が多い時は折伏を優先する。常不軽菩薩品に説かれている通りである」(235㌻、通解)と仰せになり、弘教のあり方として摂受折伏のどちらを採用すべきかは時によることを示されている。ここでいう①「無智」とは、仏法にふれる機会がないため仏法を知らない人。②「悪人」とは、仏法を知らないために無自覚で悪を行っている人。いずれも進んで正法に反発したり誹謗したりはしない。これに対して、③「邪智」とは正法を知りながら自身の迷い・欲望に駆られ、誤った法に執着し、それを正当化して広めたりする者。④「謗法」とは正法を信じず強く反発し誹謗する者。▶謗法[ほうぼう]