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願生(がんしょう)

誓願によって生まれること。凡夫が自身の業の報いとして六道という迷いの世界に生まれることを業生という。これに対して、六道に生まれる業因を断じ尽くした菩薩が、これらの衆生を救済するためにあえて誓願によって悪世に生まれること。
浄土に生まれることを願い求めること。阿弥陀仏が住み西方にあるとされる極楽世界という浄土往生しようと願うことを西方願生弥勒菩薩が待機している兜率天に生まれようと願うことを兜率願生という。