リンク表示:

滅後の五品(めつごのごほん)

法華経分別功徳品第17の文に基づいて『法華文句』巻10で説かれる「滅後の五品」のこと(法華経507~515㌻)。釈尊が亡くなった後に法華経を聞く人が得る功徳を5段階に分けて示したもの。①随喜品[ずいきほん](法華経を聞いて歓喜すること)②読誦品[どくじゅほん](自分から学び記憶し読誦すること)③説法品[せっぽうほん](他の人に説き、読誦・書写を勧めること)④兼行六度品[けんぎょうろくどほん](以上の実践を主とし、付随的に六波羅蜜を実践すること)⑤正行六度品[しょうぎょうろくどほん](以上の実践に加えて、本格的に六波羅蜜を実践すること)の五つ。▷現在の四信