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嵯峨天皇(さがてんのう)
786年~842年。第52代天皇。
桓武天皇の第2皇子。即位の翌年の810年、前帝の
平城天皇が寵妃・藤原薬子[ふじわらのくすこ]やその兄・藤原仲成[ふじわらのなかなり]とともに企てた謀叛(薬子の乱)を平定し、律令政治の改革を行った。
空海(
弘法)が唐から
密教を持ち帰ってから、
嵯峨天皇は、
伝教大師最澄よりも
空海を重んじるようになり、
真言宗が次第に重用されるようになった。
日蓮大聖人は諸御抄でこの点をふまえて、
空海が
嵯峨天皇をたぶらかして
法華経を捨てさせ
真言に
帰依させたと指弾されている。