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我本行菩薩道(がほんぎょうぼさつどう)
法華経如来寿量品第16の文。「我は本菩薩の道を行じて」(
法華経482㌻)と読み下す。この文の前後で
釈尊は、自身が
久遠実成という本来の境地を明かした後でも、もともと
菩薩道を実践して、成就した寿命は今なお尽きていないと述べている。これは、
釈尊の一身の生命において、
仏界の境地が
常住であるとともに、
九界の境地も
常住であることを示している。
天台大師智顗は
『法華玄義』巻7上に「文に云わく、『我本、菩薩の道を行ずる時、成ずる所の寿命、今猶お未だ尽きず』とは、即ちこれ本の行因妙なり」と述べて、
我本行菩薩道を
本因妙の文としている。▷
本因妙