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数数見擯出(さくさくけんひんずい)

法華経勧持品第13に説かれる。釈尊滅後に法華経の行者を迫害する様相の一つ。度々、追放され流罪されること。「数数」とは、しばしばという意。同品には「濁世の悪比丘は|仏の方便|宜しきに随って説きたまう所の法を知らず|悪口して嚬蹙し|数数擯出せられ|塔寺を遠離せん」(法華経420㌻)とある。日蓮大聖人は、この経文通りに伊豆と佐渡へ流罪に遭われた。▷勧持品二十行の偈