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三千塵点劫(さんぜんじんてんごう)

大通智勝仏の滅後から釈尊在世に至るまでの時が長遠であることを表す語。法華経化城喩品第7において、釈尊衆生との結縁を明かすなかで述べられている(法華経273~274㌻)。三千塵点劫とは、三千大千世界(一人の仏の教えが及ぶ範囲とされる)の国土を粉々にすりつぶして塵とし、千の国土を過ぎるごとにその一塵を落としていって塵を下ろし尽くし、今度は一塵を下ろした国土も下ろさない国土も一緒にしてまた粉々にすりつぶして、その一塵を一劫とし、その膨大な数えきれない劫以上の無量無辺の長い時間をいう。▷大通智勝仏