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三変土田(さんぺんどでん)

法華経見宝塔品第11で、釈尊が3度にわたり国土を浄化したこと。具体的には同品で次のように説かれる(法華経378㌻以下)。釈尊宝塔を開くにあたって十方の世界の分身の諸仏を集めることになり、まず娑婆世界を清浄にしてから、法華経の説法の聴衆以外の不信の人界天界衆生を他土に移して分身の諸仏を集めた。しかし、まだ入りきらなかったため、その後、2度にわたって八方それぞれの二百万億那由他の国土を清浄にし、それぞれの諸仏の天・人を他土に移して十方の世界の分身の諸仏を集め、一つの仏国土に統一した。