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三蔵(さんぞう)

❶仏教聖典を三つに分類した経蔵(スートラ、修多羅)、律蔵(ヴィナヤ、毘尼)、論蔵(アビダルマ、阿毘曇)のこと。①経蔵とは釈尊が説いた教法を集成したもの。②律蔵とは教団の規則。③論蔵とは釈尊が説いた法を体系づけた論議・注釈の集成。各部派において盛んに研究された。釈尊滅後、阿闍世王の外護のもとに、マガダ国王舎城(ラージャグリハ)の南、畢波羅(ピッパラ)窟で摩訶迦葉を中心に第1回仏典結集が行われ、阿難は人々に推されて経を誦出し、優婆離は律を誦出したという。
三蔵教のこと。▶化法の四教[けほうのしきょう]
三蔵法師の略。▶三蔵法師[さんぞうほうし]