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仁王経(にんのうきょう)

中国・後秦の鳩摩羅什による仁王般若波羅蜜経[にんのうはんにゃはらみつきょう]と、唐の不空による仁王護国般若波羅蜜多経[にんのうごこくはんにゃはらみったきょう]の2訳が現存するが、中国撰述の経典とする説もある。2巻。正法が滅して思想が乱れる時、悪業のために受ける七難を示し、この災難を逃れるためには般若を受持すべきであるとして菩薩の行法を説く。法華経金光明経とともに護国三部経とされる。