リンク表示:

四時教(しじきょう)

南三北七のうち南地の一派である宗愛[しゅうあい](大昌寺僧宗[そうしゅう]と白馬寺曇愛[どんあい]の二人とする説もある)による教判。諸経典を釈尊一代における四つの時期に分類して解釈した。虎丘山の笈師[ぎゅうし]による三時教のうち、無相教と常住教の間に法華経を立てて同帰教(万善が同じく成仏という一果に帰着する教え)とする。すなわち、有相教・無相教・同帰教・常住教の四つ。天台大師智顗『法華玄義』巻10上に挙げている。▷南三北七/三時教