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灰身滅智(けしんめっち)

身を焼いて灰にし、心の智慧を滅失すること。小乗の教えでは、煩悩を断じ尽くして心身を無に帰することによって、二乗の最高の果位で理想の境地である無余涅槃に入るとされたが、大乗は、それでは心身ともに滅失してしまい、成仏が得られないと批判した。