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非想非非想処(ひそうひひそうしょ)
禅定の境地で、その
禅定に到達した人が住む世界とされる。非想非
非想天、
非想天ともいう。
衆生が
輪廻する
三界(
欲界・
色界・
無色界)のうちで最高の境地。
無色界の第4天にあたる。非想は思わないこと、非非想は非想を同時的に否定すること。すなわち、思わないことは「思わない」ことを思うことであるから、これをさらに否定したのである。
『大毘婆沙論』巻84に「何が故に
非想非非想処と名づくるや。答う、此の地中に、明了の想の相も無く、亦無想の相も無し」とある。▷
三界/
天界