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『金剛頂経疏』(こんごうちょうきょうしょ)

円仁慈覚)が仁寿元年(851年)に著した『金剛頂大教王経疏[こんごうちょうだいきょうおうぎょうしょ]』7巻のこと。不空訳の金剛頂一切如来真実摂大乗現証大教王経(金剛頂経)3巻の注釈書(ただし、下巻は口伝の教えであるとして、注釈していない)。天台宗は、嘉祥3年(850年)に金剛頂経業・蘇悉地経業各1名の年分度者を獲得しており、学生の教育のためにこの『金剛頂経疏』が作成された。▷金剛頂経