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毒鼓の縁(どっくのえん)

毒鼓とは毒を塗った太鼓のことで、この音を耳にした者は、皆死ぬとされた。死ぬとは「煩悩が消滅する」ことの譬えで、逆縁功徳を教えている。涅槃経巻9に説かれる。日蓮大聖人は「教機時国抄」で、「謗法の者に向っては一向に法華経を説くべし毒鼓の縁と成さんが為なり、例せば不軽菩薩の如し」(438㌻)と仰せである。