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根本法輪・枝末法輪(こんぽんほうりんしまつほうりん)

三論宗で用いる教判である三転法輪のうちの二つ。「報恩抄」では「此の宗(=華厳宗)は華厳経をば根本法輪・法華経をば枝末法輪と申すなり」(301㌻)と仰せである。これは、枝末法輪を法華経であると取り違えた説を妙楽大師湛然が『止観義例』で紹介し、それが日本にも広まっていたため、日蓮大聖人もそれに依られたものと思われる。▷三転法輪/教相判釈/華厳宗