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安慧(あんね)

❶794年~868年。平安初期の天台宗の僧。第4代天台座主伝教大師最澄の弟子。伝教没後、円仁慈覚)のもとで密教を学ぶ。円仁没後は、その跡を継いで天台座主となった。▷円仁
❷510年~570年ごろ。サンスクリット名はスティラマティ。インドの唯識学派の思想家。無著(アサンガ)、世親(ヴァスバンドゥ)の著作を解釈し、伝統的立場で簡単に宣明することに努めた。主著に『真実義』(『俱舎論』の注釈)、『唯識三十頌釈』(『唯識三十論頌』の注釈)など。▷世親