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東大寺(とうだいじ)

奈良市雑司町にある華厳宗の総本山。金光明四天王護国之寺[こんこうみょうしてんのうごこくのてら]ともいう。南都七大寺の一つ。743年、聖武天皇の詔により大仏造立が開始されたが、この事業と国分寺建立が一体となり、総国分寺としての東大寺に発展した。大仏造立は、初代別当であった良弁[ろうべん]の総指揮のもと行基[ぎょうき]を勧進僧とし、752年に菩提僊那[ぼだいせんな]の導師で開眼供養が行われた。これが本尊毘盧遮那仏[びるしゃなぶつ]で、像高約15メートル(現在)、鋳造の金銅仏である。754年には大仏殿の西に鑑真[がんじん]が戒壇院を造営した。▷国分寺/国分尼寺/鑑真/戒壇